私は長年にわたり陸上自衛隊に勤務し、化学学校長、陸上幕僚監部化学室長などを歴任し、化学防護及び放射線防護分野における教育、研究及び部隊運用に携わってまいりました。
退官後は、防衛省仕様防護装備メーカーの顧問として防護装備に関する助言及び技術支援に従事するとともに、内閣府中国遺棄化学兵器処理担当室有識者会議委員、法務省出入国在留管理庁新型コロナ対策タスクフォース委員等を務め、CBRN防護に関する専門的知見を基礎として各種施策への助言を行ってまいりました。
このたびメーカー退職を機に、これまで培った知識、経験及び人的ネットワークを社会に還元したいとの思いから、危機管理研究所を設立いたしました。
近年、自然災害に加え、化学物質事故、感染症、有害物質事案など、社会を取り巻くリスクはますます多様化・複雑化しています。このような状況においては、平素からの備えと実効性のある危機管理体制の構築が不可欠です。
当研究所では、官公庁、自治体及び民間企業の皆様に対し、危機管理教育、安全管理体制の整備、CBRN対策等に関する支援を通じて、災害や危機事象に強い組織づくりと人材育成支援に取り組んで まいります。
今後とも、国民一人ひとりの生命と暮らしを守る社会基盤の強化に貢献できるよう、誠心誠意努めてまいりますので、皆様のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
危機管理研究所 所長 川上幸則